輪読会レポート 2019年4月17日

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本日の輪読会は5題でした。

~~(=^・・^=)~~

題目1「Stress in School. Some Empirical Hints on the Circadian Cortisol Rhythm of Children in Outdoor and Indoor Classes」

Ulrich Dettweiler, Christoph Becker, Bjørn H. Auestad, Perikles Simon and Peter Kirsch
Int. J. Environ. Res. Public Health 2017, 14, 475; doi:10.3390/ijerph14050475

目的:

森林におけるストレス軽減効果を確認するために、「屋外での授業」と「通常の学校環境」における生徒のコルチゾール濃度を比較した。

結果:

森林のある屋外授業の方が、コルチゾール濃度の低下に関与していた。

虎太郎所感:

週1回を1年間という、長期間の研究なので信頼性のあるデータなのかなと思いました。

題目2「Animal-Assisted Therapy With Chronic Psychiatric Inpatients: Equine-Assisted Psychotherapy and Aggressive Behavior」

Jeffry R. Nurenberg, M.D., Steven J. Schleifer, M.D., Thomas M. Shaffer, B.A., Mary Yellin, B.S., O.T.R., Prital J. Desai, M.D., M.P.H., Ruchi Amin, M.D., Axel Bouchard, M.A., Cristina Montalvo, M.D., M.B.S.
Psychiatric Services 66:1, January 2015

目的:

暴力行為をおこす精神疾患患者へのアニマルセラピーの効果を検証する。
AAT開始前の2か月と開始後の3か月の様子を、「馬介在群」「犬介在群」「心理療法群」「通常のグループ療法群」で比較。

結果:

馬を介在した群においてのみ、暴力事件の数が減少していた。

虎太郎所感:

馬を介在した群だけで変化が見られた、というのが興味深かったです。独特な魅力を持つ馬ならではの効果なのでしょうか。

題目3「Dog Training Intervention Shows Social-Cognitive Change in the Journals of Incarcerated」

Youth Tiffany Syzmanski, Rita J. Casey, Amy Johnson, Annmarie Cano1, Dana Albright and Nicholas P. Seivert

目的:

十代の囚人に対する犬介在療法の効果を、日記(Expressive Writing)による評価で検証すること。そのために、「散歩群(Control)」と「訓練群(Experiment)」を用意した。

結果:

訓練群の方が、、愛着心やプログラムに対する姿勢、ポジティブ感情が多く見られた。

虎太郎所感:

動物の訓練をする、いわゆる動物よりも自身を上位に置くイメージを誘発するこのような行為は、自尊心や自己効力感を高めるのでしょうか。

題目4「Assessment of domestic cat personality, as perceived by 416 owners, suggests six dimensions」

Pauleen C. Bennett, Nicholas J. Rutter, Jessica K. Woodhead, Tiffani J. Howell

Behavioural Processes 141 (2017) 273–283 http://dx.doi.org/10.1016/j.beproc.2017.02.020

目的:

飼い主が認識している猫のパーソナリティを明確化すること。そのために、416人の猫飼い主に対してアンケート調査を行った。

結果:

「遊び心(Playfulness)」「神経質(Nervousness)」「温和性(Amiability)」「優位性(Dominance)」「要求度(Demandingness)」「曖昧さ(Gullibility)」の4つの要素が示された。

虎太郎所感:

これらの6つの要素のうち、温和性(Amiability) は飼い主の満足度や愛着、絆などと正の相関関係があったと言います。これらのセラピーキャットにおける認定基準に、このような尺度を用いることも必要かもしれませんね。

題目5「Effects of Animal-Assisted Therapy on Concentration and
Attention Span in Patients With Acquired Brain Injury: A
Randomized Controlled Trial」

Vanya Gocheva, Margret Hund-Georgiadis, and Karin Hediger
Online First Publication, October 16, 2017. http://dx.doi.org/10.1037/neu0000398

目的:

脳損傷患者に対するAATがおよぼす、注意力や集中力への影響を確認すること。そのために、『通常の療法セッション』と、『AATを導入した療法セッション』を用意し、比較した。

結果:

患者の障害水準により違いは見られるものの、AATを導入した際に集中力や注意力によい影響をもたらした。

虎太郎所感:

この研究では多くの動物種を使用していたのが興味深かったです。動物の効果を網羅的に示せているのは非常に意義深いとは思うのですが、動物種ごとに結果が異なってくるのか、も気になりました。

~~(=^・・^=)~~

新年度が始まって一発目の輪読会、お疲れ様でした。
スライド作成や訳し方などで指摘を受けた子もいました。反省しましょう。

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