ゼミ

後輩指導|2019年度 『模擬ゼミ』の振り返り|院生にとって、なぜ学部生指導は必要不可欠なのか???

2019年度は、大きく3つ力を入れていることがありました。

生活習慣の改善
これは、まあ、50点くらいの出来だったかなと思います。体重は結構減ってキープできたのは良い感じでした。ただ、その他の習慣化はまだまだ薄いです。生活習慣の改善の仕方や理論自体は分かってきたので、来年度も引き続き頑張ります。

(英語) 論文の執筆能力の向上
これはまあ、30点くらい、、(笑)。かなり能力は向上したと思います。が、肝心の成果が、今年度は間に合いませんでした、、。まあ、1周の経験は出来たので、来年度はアウトプット重視でガンバリマス。

そして、
後輩指導 
でした。

この記事では、2019年度の後輩指導をふりかえりつつ、2020年度に向けた抱負的な意気込みについて書きました。

 

 

~~(=^・・^=)~~

 

 

後輩を指導する、というタスクの取り組みの変遷

大学4年生~研究生 時代

私の後輩指導の歴は、当たり前ですが学部4年生の時から始まります。このころは当然、指導のイロハはもちろん、指導をすることによる自分にとってのメリットは享受していませんでした。

少し風向きが変わったのは、半年で新卒入社した会社を辞め、半年間の研究生として大学に戻ってきたときです。

ちょうどこの頃に、私の先生から

”これから大学院生になっていくにあたって、後輩の指導をしていくことが義務になります。しっかり、その役目を果たしなさい。”

と話をしてもらいました。

もちろん、後輩指導に力を入れることに否定的な感情はありませんでした。
しかし正直なところ、「なぜ指導をしなければいけないのか」という本質の部分はポッカリ抜けていました。

『まあ、院生は学部生を指導する、そういうもんなんだろうな~』と思っていました。

修士 時代

半年間の研究生期間が終わり、私は修士課程の大学院生となりました。

修士1年生の頃は、「大学院の授業」「TAの実習」「自分自身の実験」「大学院セミナー」で、本当にてんやわんやでした。
正直、この時期に学部4年生であった9期生の子たちに対して、指導をした記憶や実感は全く残っていません
(記録する習慣もまだなかったので、そーゆー意味でも記憶にないんですね)

ただ、「指導をすることの難しさ」をシンプルに感じていたのだけは覚えています。
当然ですが、修士1年生なぞ、学部生に指導できるほどの知識も経験もありません
質問やヘルプを求められても、指導というよりかは一緒にウンウン悩む、みたいな状態だったと思います (笑)。
回答を考えて提示するまでに、ものすごい労力を使った記憶があります。

 

そして、修士2年生になった頃に、薄っすらとあることを考えるようになりました。それは、「後輩指導をするのは自分のためなんだ」という意識でした。

この頃、私は偉そうにも、学部生に不平不満の念を持つことがありました。

『なんでもっと相談してくれないんだ』
『どうしてそんな態度なんだ』
『私の言ったとおりに、なんでやってくれないんだ』

このような思考は、明らかに「後輩指導は彼ら自身のために行っていること」という認識によってもたらされていました。

 

これはいかんと思い、修士2年の頃から指導におけるスタンス、というものを少し変え、後輩指導のベクトルを自分に向けるようにしました。

「自分の利益を第一に考え、行動すること」

この意識を持つようにすると、後輩に対して過剰な期待、過度な要求をしなくなり、精神的に安定出来ることが分かってきました。

 

また、だんだんと知識と経験が身についていったので、指導におけるやり取りにも余裕が出てきました。
それにともない、学部3年生にも目を向けられるようになり、実験機器や手法に関する講習会なども開けるようになりました。

「指導履歴」も記帳をするようになり、指導の質も少しづつですが上がっていったように感じます。

そして、修士論文を無事執筆し、博士課程に進学していきました。

博士時代

「後輩指導を自分のために」という意識を持つようになったものの、やはりどうしても、「後輩たちのため」という意識を切りきれませんでした。
それは、承認欲求の強い『自我』資質をもつ私特有のものなのだと感じます。

博士課程に上がったことで、自分の研究能力をより向上させる必要性も出てきたことで、明らかに現在の活動のままでは「自分の研究」「後輩指導」どちらも中途半端になってしまう気がしました。

そこで私は、2019年度を迎えた時、ある決意をしました。

『模擬』ゼミを開催してみよう!

 

 

2019年度の指導内容

なぜ『模擬』ゼミを開催したのか?

後輩指導は、私の想定以上に「時間的リソース」を食うものでした。

文章の添削1つをとっても、知識と経験の薄い私では、とにかく時間がかかります。部分的な序論や考察を添削するだけで、2, 3時間かけることもザラでした。

このままでは「自分の研究活動」が「後輩指導」でつぶれると思いました。

これを対策するには、この「後輩指導」にかける投下時間を短縮する必要がありました。では、短縮するためにどうすればよいかと考え、

① 自分の指導能力を底上げする
② 投下時間をコントロールする

この2点に取り組むべきだと思いました。

そして、この2点を解消するために、私は『ゼミ』を開催することに決めました。

私のゼミでやることは2つで、「個人ゼミ」「全体ゼミ」でした。

「個人ゼミ」では、定期的 (週に1回~3か月に1回と、各自自由) に30分ほど、私と一対一で進捗報告会議を行いました。
「全体ゼミ」では、毎週木曜に、1時間半ほど講習会を実施しました。実験機器の解析、考察思案、統計解析などなど、講習の内容は多岐にわたります。

これを開催することで得られるメリットは、多岐にわたります。

「個人ゼミによるメリット」

学生と密にやり取りできるので、
速やかな問題解決が提案できる (時間の短縮)
指導のタイミングや時間をコントロールできる (時間の短縮)
論文の細部分まで深く理解でき、進捗状況の把握ができ、質の高いアウトプットができる(指導能力の向上)

「全体ゼミのメリット」

複数人に同時に指導が出来るので、
重複した指導の回数が減る (時間の短縮)

個人ゼミにおいて、
提示される問題数そのものが減る (時間の短縮)
質の低い基本的な問題が減り、質の高い問題に取り組める (指導能力の向上)

上記のメリットを得ることで、
① 自分の指導能力を底上げする
② 投下時間をコントロールする
をすることができ、結果的に「後輩指導」にかける投下時間を短縮することができました。 

ゼミの振り返り (感想と所感)

ホントに、ゼミを開催してよかったな~と思います。

指導の時間を平日の午後に集中することで時間管理も上手くできましたし。

そして何より、死ぬほど指導能力が上がりました。

ここ2年は「後輩指導を自分のために」という意識を持って活動してきましたが、この意識になってから「後輩指導がいかに自分の利益に大きく貢献するか」を、日々、強く実感してきました。

研究生・修士1年次生の時には認識できていなかった「後輩指導をすることの本質的な意義」を、特に2019年度で強烈に理解することが出来ました。

学部生指導によって院生が享受できる恩恵

自分自身の研究の、プレ実験的として捉えることができる (仮説検証サイクルを1つ積める)
関連研究領域の知識拡張と、長期記憶へのきっかけづくりになる (知識の底上げ)
(大学教員における) 後輩指導と管理の模擬練習になる (将来への投資)
・感謝されるし、社会的欲求も満たされる (生活のQOL向上や精神安定作用がある)
後輩指導の時間を確保するために、逆に、自分の研究に短い締切を設けられる (自身のタスク管理の練習)

挙げだせば、枚挙にいとまがありません。

また、特に「考察講習会」は自分の力になりました。
同時期に作成していた英語論文でも、考察執筆が圧倒的に難しく、論理的な文章構築にすごく苦労しました。
後輩指導として考察の書き方を思考し、論理的に教えるために体系的にまとめる作業をしたことで、考察の書き方を固めることが出来ました。

本当に、ゼミやってよかった~と思いました。

ただ、反省点も大いにありました。

ゼミの振り返り (アンケートの結果)

今年度、私のゼミは8月から活動を始め、18もの4年生が参加してくれました。
かなり大人数が参加してくれて、うれしい限りです。

卒論の作成が終わった時期を見計い、その子たちに「ゼミに関するアンケート」を配布し、回答してもらいました。

13名から返答をもらえたので、少しかいつまんで紹介したいと思います。

 

 

選択式質問のフィードバック

「どのツールが理解しやすかった?」

→ マインドマップの方がパワポより良いんだね!以外!理解しやすいってことは、武器として授けられたら強いかな。マインドマップの作り方も講習した方がいいかな。難しいけど、、

 

「相槌、合いの手、話を聞く姿勢や態度などは心地よいものでしたか?」8.54 / 10点満点
「あなたの質問や疑問に対して、的を得た回答は出来ていましたか?」8.69 / 10点満点
→ここらの質問で、この点数は良くないね、、。次年度は頑張ります。

 

「依頼したことのフィードバックが遅かったり、忘れられたりしたことはありましたか?」


→ これは、ほんと初期の時から反省してます、、。気を付けてはいるんですけど、、。精進します。

 

「まだ聞きたいことがあったが、遠慮して聞くのを控えたことがありましたか?」

→ 他のアンケートでも、「時間の余裕がなさそう」に見えるという回答がありました。内面の動きが、どうしても顔に出やすいんですよね、、。もう少しポーカーフェイスになれるといいかな。動きとか姿勢をゆったりさせて、余裕のある感じを出した方がいいかな。

 

「私、なんかクセあった?」  頭を触る・掻く、”いまいま”っていいがち
→ 頭触るのね~(笑)。言われるまで全く気づかなかったけど、そういわれると確かにめっちゃ触るなぁ(笑)。

 

 

自由記述式質問のフィードバック

・個人ゼミの日程を、全体向けに可視化したほうがいい
→ これは、確かにやった方がいいかも!私の予定も、可能な限り可視化できると、時間管理が逆に自制されるかな。Google calendarなどで今年度チャレンジしようと思います。

・ピロティだとWifi環境が悪いね
→ ホント、そこは対応悪かったね、、。ただ対策むずいな。オフラインをメインに据えるか、確実にオンラインに出来る環境づくりか、、。考えます。

・講習の内容 (レジュメ) を事前に連絡してほしい
→ 確かに!今後はブログでまとめておくか、マインドマップを提示しておこうかな。

・個人ゼミの時間が後ろ倒しになることがあった
→ これも、ホントに申し訳なかった、、。個人ゼミ自体のコントロールが弱かったんだよね、、。相談時間内で結論を出しきれない部分が出ると、どうしてもね、、。あとは、ゼミ外の人の対応が難しかったなぁ。無下にはもちろんできないんだけど、しっかり断るべき部分はやらないとね、、。一番反省した部分です。

 

総合評価

「自身の卒論に自分で点数をつけるとしたら?」78 / 100点満点
→ あと22点上げられるように、2020年度は頑張ります!!

「ゼミに入ってよかったと思いますか?」10 / 10点満点
→ ありがとうございます (泣)

 

このほかにも、ホントにホントにたくさんフィードバックをもらえました。

本当に感謝です、ありがとう、、!

 

 

2020度の指導の目標と取り組み

上記の振り返りを踏まえた上で、今年度はどのような指導をしていこうか、を少し考えてみました。

私と後輩、それぞれの目標を明確にしておく

2019年度ゼミは、目標の不明瞭化が一番惜しまれる部分でした。

後輩ちゃん達が、「そもそも、どの水準の卒論を目指しているのか」をヒアリングしていませんでした。また、「卒論以外で大きなリソースを割きたい部分」も把握できていませんでした。

指導方法や指針にも関わる部分なので、ゼミの効果に影響してくると予想できます。そして何より、ゼミが終わった時の最後の効果測定 (上記のアンケートなど) がしっかりできませんでした。

今年度は、しっかりとその部分をヒアリングしておこうと思います。

 

 

また私自身も、「院進する学生を3人作る~」「卒論指導マニュアル書をつくる~ (パワポ・エクセル・マインドマップetc) 」みたいな (適当な) ことを思っていたものの、具体的に言語化はしてませんでした。

同上の理由で、しっかり言語化しようと思います。

自走型指導に、とにかく重点を置く

今年のゼミは、4月から活動をスタ-トします。その分、去年度よりも双方の利益が大きくなるのかなと思います。
ただ、人数が2019年度よりも多くなっており、これまでと同じやり方では回らない気もしています。

そこで、今年の合言葉は『自走』にします。
「とにかく自走させる」、ための、仕組みづくりに邁進したいと思います。

どうしても、
①「後輩からの問題提示」②「私の指導」③「後輩の自走」
では、1歩おそくなります。

①「後輩からの問題提示」
未然に防ぐ、もしくは、自力で解決できるように、武器の受け渡し部分の強化をする必要があると言えます。

受け渡し方法というのは、すなわち「講習会」や「Trelloなどのタスク管理手法」になるの思います。
より高いアウトプットができるようにしたいと思います。

また、マインドマップの使い方とか、ググり力強化とか、まだまだ自走させる武器は他にもあると思います。 (まだ見つかってませんが)

色んな講習を考えて、手札を増やしていきたいなと思います。

とらわれない、多様な指導方法を

来週から本格的な12期生ゼミを始めますが、コロナの影響で全く身動きが取れない状態です。そこで、「オンライン個人ゼミ」「オンライン講習会」をやってみようと思っています。

私も外部実験がうまく増えていけば、学校に立ち寄れなくなる日数が増える可能性があります。そんな時に、オンライン上の指導も手法の一つとして確立しておくと、非常に汎用性が高いなと感じています。

とまあ、これは緊急時による、臨時的措置の産物です。

もっともっと能動的に、新しい指導方法がないかな~と探してます。

 

いま一番思い浮かんでいるのは、このブログです。

そもそも、ブログ記事として質の高い講習会の内容を書いていれば、わざわざ私が話す手間は省けます。それはすなわち、自走につながります

もちろん、いまいまの私の実力では、面と向かっての講習会によるフィードバックをもらわないとやっていけません。しかし、部分的な指導内容であれば、今からでも記事に上げれます。
全ては無理でも、長期的な視点で、ゆくゆくは「卒論対策ブログ」みたいに仕上げていければいいな、と思います。

 

また、「コンサルのような役割」も、効率的だなーと思います。
つまり、

”○○の△△部分で止まってます”

と言われたら、

”この記事の、この部分見てみて”
”この書籍は参考になるよ”
”この文献の、序論読んでごらん”

とかとか、とにかくこの『一歩目』のみを、すぐに適切に提示できるような存在は強いですよね。いわゆるペッパー君?みたいな。
もちろん、そのためには自分自身の知識データベースをまず拡張する必要があります。
すなわち、これも長期的な思案です。
ただ、部分的には今から実装可能だと思います。
とりくんでみようと思います。

 

 

 

~~(=^・・^=)~~

 

 

 

後輩指導はホントに楽しい活動でした。

ゼミは、承認欲求を満たせる (私にとって唯一の) と言えるもので、精神安定以外の何物でもありませんでした。

私は気質的に、非常に他者への影響性を望む人です。他者とコミットメントした仕事なら、寝ないで夢中でできるタイプだと思います。

『ストレングス・ファインダーで自分自身を知ろう!|自分の強みTOP5を実生活にどう活かすか?について考えてみました』
nekorandum.info/2020/03/24/pos

だからこそ、この性格は、後輩指導が必要な私にとって幸せな資質なのだなぁと思います。

指導するためにたくさん思考して、たくさん吸収して、それが結果的に自分の研究活動の土台になって、なんなら自分の研究のデータ (業績) の一部にもなって、、

こんなに楽しくて効率的な活動は、他にないと思います。

 

ゼミに参加してくれた皆さん、本当にありがとうございました。

コロナ騒ぎで暗いニュースが続きますが、4月以降も明るく生産性のある日々を送っていただけることを、心より祈っております。

落ち着いたら、研究室に遊びに来てね~~~~(=^・・^=)

Trello (トレロ) って何?使い方は?|後輩のタスク管理にTrelloを活用したら良い感じだったのでまとめます

2019年度に実施した模擬ゼミでは、Evernoteで指導の履歴を残したり、「パワポ」と「iThoughts (マインドマップ)」を用いて講習会を実施したり、いろいろなアプリケーションをつかってきました。

その中でも特に重要視していたのは、Trelloによる個々人のタスク管理でした。

2019年度のゼミ生で上手く活用していた子は少なかったですが、活用してよかったなと強く感じました。
また、改善しだいで、もっと使えるアプリになるんじゃないか?とも思いました。

 

この記事では、Trelloとは何か模擬ゼミでの活用方法、そして2020年度のゼミでの新しい活用について、まとめてみました。

 

 

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Trello (トレロ) とは?

カンバン方式のタスク管理ツール

Trelloとは、カンバン方式を活用してタスクを管理するためのツールになります。

カンバン方式とは、トヨタが工場でのタスク管理にもちいたフレームワークです。

「プロジェクトごとに、タスクの流れ・進行の状態を、仕事を共にする人たち全員が視覚的に把握しやすくする管理方法」
みたいな感じです。
詳しくは、下記のサイトをみてみてください。

カンバン方式の説明・解説
「カンバン方式の基礎: チームがより素早く効率的に働く方法」
https://blog.trello.com/ja/kanban-method-to-make-teams-agile

料金は、有料プランも用意されておりますが基本操作だけなら無料です。
ちなみに私は無料プランを使用してますが、問題なく活用できています。

ダウンロードは、下記のサイトから。

Trelloホームページ
https://trello.com/ja/home

 

使い方は?

Trelloは、ボードリストカード と呼ばれる3種類の概念で構成されています。

ボードはそのプロジェクトの名前であり、
リストは作業工程などのカテゴリーの名前
そしてカードは1つ1つのタスクみたいな感じです。

ビジネスシーンでは、「受注~納品」までの流れをリストで表現するように使うことが多いようです。

しかし、使い方は自由です。
私はリストを日付にして日ごとにタスク管理をしたりしています。

 

そしてTrelloの最大の特徴は、このリストとカードを自由に移動することが出来る点です。

Image from Gyazo

このように動かしながら、「それぞれのタスクが今どの過程にあるのか」を目で簡単に確認することができます。

後述しますが、リストの作り方次第で、Trelloの活用幅はとても広がります。

 

また、添付ファイルをかんたんに張り付けることも出来ます。

Image from Gyazo

資料の確認等をメールで送るよりも簡単で、個人的にはとっても楽です。

 

 

並列した複数の作業があるのであれば、「チェックリスト」も作れます。

 

さらに、Google chromeを使っている人であれば、おおくの拡張機能を追加することもできます。

例えば、タスクにかかる目安時間、実際にかかった所要時間をカードに表示できるScrum for Trello』
作業の目安時間を意識することが出来ます。

実際に作業にかけた時間がまとめて見えるので、1日の振り返りなどにも活用できますね。

「Scrum for Trello」
https://chrome.google.com/webstore/detail/scrum-for-trello/jdbcdblgjdpmfninkoogcfpnkjmndgje

 

その他にも、

「リストのレイアウトを変えられる『List Layouts for Trello』」
「チェックリストがボード上からも見えるようになる『Next Step for Trello』」

などなど。
多様な拡張オプションが用意されています。

自分の好みにあった管理方法にカスタマイズすることが可能です。

 

 

模擬ゼミでの活用方法

なぜゼミにTrelloを活用するのか?

理由は2つで、1つ目は私自身のタスク管理能力の向上のためです。

ゼミ、と偉そうに銘打ったからには、学部生の卒論作成を管理しなければいけません。
しかし、指導する私自身、全然タスク管理うまくないのです。。。

これまで多くのアプリを渡り歩き、そのたびに挫折してきました、、。

よりよい博論を書くためにも、このゼミをキッカケに管理能力の向上をはかりたいと思っています。

 

もう1つの理由は、学部生のタスク管理能力の向上のためです。

私はゼミを運営する前から、「卒論作成」だけでなく「タスク管理」のノウハウも指導したいと思っていました。

というのも、私は新入社員の時に「タスク管理が下手すぎて死ぬほど怒られた」経験があります。
けっこう落ち込んだので、学部生のみなさんには同じ苦みを味わってほしくないなと思います。

残念ながら大学のカリキュラムに「タスク管理術」みたいな講義はありません。
つまり、待っていては誰も教えてくれないのです。

もちろん、優秀な人は独学で学べるでしょう。
ただ、世の中そんなに優秀な人ばかりではありません。
私のように、タスク管理術どころか、そもそもそんな”タスク管理”という概念があること自体を知らない人もいると思います。

大学生のうちに、完璧ではないにせよ少しでも触れておけば、入社時に役立つと信じています。

 

これらの理由から、私はゼミにTrelloを導入しました。

 

個人ボードと全体ボードでの運用

具体的にどのように活用したか説明します。
ボードは2種類作っており、「個人ボード」と「全体ボード」です。

 

個人ボードは、ゼミ生1人1人専用の管理ボードとし、自分の卒論作成に関するタスクを管理してもらいました。

基本で作ってもらうリストは4種類。
「教員に向けてのタスク」
「院生に向けてのタスク
「持っているタスク」
← 大事!
「終わったタスク」

ただ、「持っているタスク」に関しては自由にアレンジしてもらいました。
ここが、Trelloをうまく活用できるか否かの分かれ目になったと思います。

活用できていた子は、かなり工夫を凝らしたリストの作り方をしていました。

 

 

一方で、全体ボードゼミ生全員への共通連絡で使用していました。
例えば、講習会の出欠確認、そこで使用する資料の配布などをメインに活用しました。

 

また、中間報告会を行った際にも結構活用しました。

発表者毎にカードを作成し、そこにレジュメを張り付けてもらいました。
紙の節約にはなりましたね。

また、発表者に対するフィードバックを、聴衆者が「その発表者のカード」に打ち込んでいき、のフィードバックに対する回答を発表者自身で打ち込んでもらうという仕組みにしました。

私の当日の手際が悪くて、当日はバタバタしてしまいました。

けれども、効率性は結構よかったです。
人によっては、手を挙げて質問するのが苦手な人もおり、このような仕組みの方が発表者に多くのフィードバックがいきわたるので便利です。

ただまあ、複数人で編集したので、エラーでデータがぶっ飛ぶ、など悲劇はありましたね、、。
そこら辺を改善しつつ、2020年度も活用していきたいですね。

 

物事の先送りを防ぐために活用

YouTube、漫画、アニメ、世の中はこれらの娯楽にあふれています。

我々がなぜ、「やらなければいけないことを先送りにして娯楽にかまけてしまうのか」というと、『迷う時間』にあるといいます。
人間は、『迷ったその瞬間』に、「より具体的かつ明確な行動」の方に流される性質をもっています。

“さーて、卒論やろう!!、、で、何をしようか、、”

と迷いが生じた時点で、もうダメなのです。

 

では、先送りを防ぐにはどうすればいいのかというと、迷う時間を減らせばいいのです。

”さーて、卒論やろう!!次はあれをやればいいんだよな!!”

と思えるまで、タスクを細かく分解し、「より具体的かつ明確な行動」まで落とし込むことが重要なんです。

 

Trelloではリストカードという概念があります。
リストを作ってカテゴリ別に整理し、やるべきことを1つ1つ小さなカードにする
この過程はまさしく、タスクを細分化する手順と似ています。

リストとカードの作り方を工夫し、上手く作れるようになることで、先送りを防ぐ意識づけができるようになります。

 

卒論のモチベーションを上げるために活用

人は、「労力をかけてきたこと」に価値を見出します。
その労力が、目に見えやすいほど、その主観的な価値はあがります。
「嘘でもいいから進んでいる感覚」を作り出すことが、モチベーションの向上に不可欠です。

そこで私は、個人ゼミボードに作成する「終わったタスク」リストを重要視していました。

Trelloをかなり活用していた人は、半年間の指導期間で200近くのカードを作っていました。

Image from GyazoImage from Gyazo

一歩一歩積み重ねてきたタスクが目に見えることは、確実に「前に進んでいる感覚」を生み出します。
それが卒論作成のモチベーションに繋がります。

これは、先ほどの先送りを防ぐコツの1つでもあるともいえますね。

スクロールした時にズラーーっとタスクが流れれば、多少なりとも達成感をえられると思います。

折に触れて、「終わったタスク」を眺めてみてください。

 

2020年度の活用

昨年度は、Trelloによるタスク管理をかなり個々人にお任せしている状態でした。
しかし、自由度が高すぎるゆえに、上手く活用しきれていない子が多かったです。

今年度は、もっとTrelloを活性化していきたいと思ってます。

期限の設定

昨年度は、『期限を切る』という行為が出来ていませんでした。

私もそうですが、期限を作らないと人は動きません。
逆に言えば、期限さえ付ければ、人は動きます。

長期プロジェクトであれば、逆算して、小さな期限を細かく設ける必要があります。

 

カードごとに期限を設けて、可視化して、意識づけしていこうと思います。

 

思考を文章化する訓練

頭で考えていることを相手に伝える行為は、想像以上に高度な技術です。
また、人と人の話し合いは、場合によっては時間を大きく食います

昨年度は、個人ゼミが少し非効率で、個々人にかける時間が長くなっていました。

今年度は効率化のために、「個人ゼミのテンプレ カード」を活用しようと思います。

説明欄の使い方はもっと自由でいいのですかね。
ただまあ、だいたい質問のカテゴリは相談系」「指導系」の2つだと思います。

ここらへんを事前に文章化しておくだけでも、かなり話し合いがスムーズなると思います。

また、指導履歴にコピペできるので、さらに時間が省けて嬉しいです。

 

各自の卒論進捗状況の共有と確認

人は、周囲の環境にモチベーションを左右されます。

身近な人が前に進んでいる姿を見ると、焦りがうまれます。
その焦りは、行動意欲をうみます。

2019年度は、各自の個人ボードを全ゼミ生と共有する形にして可視化してました。
ただそれだと、「他人のボードをわざわざ開いて見る」という作業コストが発生します。
なので、他の人のボードを見てる人はたぶん少なくて、効果がなかったですね。

2020年度は、全員が頻繁に開く「全体ゼミボード」の方に、個々人の進捗状況をゼミ生全員が確認できるようなカードを作るといった仕組み作りにしてみようと思います。

 

私の進捗も載せたりすれば、私自身にもよい動機づけになりますね。

 

 

~~(=^・・^=)~~

 

 

Trelloについて、よくわかってもらえたでしょうか?

 

実は私、3年くらい前から個人的に使っておりました。
しかし、うまく活用ができず、手を出しては放置を、2年くらい繰り返してました。

ただ、2019年度に後輩に教える過程をへて、再度活用するようになりました。
今では毎日つかってます。

Trelloはホントに自由度が高いんです。
多くの拡張機能もあり、発想次第でいくらでも運用の仕方がみつかります。

最初の頃は、その自由度が逆に障害となり、使いかたを迷う時期がありました。
しかし、いつしかその障害よりも
好奇心が上回り、活用できるようになりました。

好奇心は、活動の動機づけや継続に重要であることを実感しましたね。

 

みなさん。
どんな小さいことでもいいです。

ググって、何か機能を追加してみてください。
好奇心が出てきます。
その好奇心が、「タスク管理」についての知識を授け、卒論のへの活動意欲も作ります。

ボードの壁色紙やアイコンの写真とかも自由に変えることができますよ。
卒論以外のプライベート用のボードも作って、何か活用してみるのもいいですね。

そんな小さなことから、好奇心を作ってみてください。

 

ぜひ、自分オリジナルのタスク管理方法を見つけていきましょう。

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