2022年も色々ありました。何したかな~と、ちょっと振り返ってみます。
2022年の振り返り
1月
博士論文の口頭発表がありました。
おそらく前代未聞ですが、完全にリモートで、ZOOMを介して行いました。
私の家族がコロナに感染し、私が濃厚接触者になったためです・・・。
3年間、なんなら学部生から数えて10年の集大成を飾るプレゼンテーションを、実家の自分の部屋で終えたのは、なんとなく寂しかったです。ただ、かなりリラックスして緊張感も少なく終えられたのは、個人的には良かったかなとも思います。
何にせよ、無事に審査を通過し、学位をいただけました。ありがたや。
2月
2020年の9月から2022年の1月まで、約500日ほど継続して、1日も休まずに学校に登校していました。ただ、それが、コロナの濃厚接触者になったことで、途切れてしまいました。
この2月中も、限られた日数のみ学校に登校し、事務手続きや、最後の博士論文の修正稿を先生に確認していただいていました。
3月
猫の雑誌、「ねこびより」様が、研究室の取材にいらしてくださいました。なんと、私の研究を御覧いただき、興味を持っていただき、私の指導教員に連絡をくださったとのことです。
最初、『永澤さんと猫ちゃんの写真を、扉絵でガッツリ載せたいです!』と打診されました。ただ、私は、『絶対顔が良い人にした方がいい・・・!』と思い、イケメンの後輩に扉絵を委ねました笑。委ねてよかった~~。ウチのネコたちも可愛く載っています。
猫びより 2022年 05月号に掲載されているので、もし興味があれば御覧ください。
また、人と動物の関係学(HARs)にて、口頭発表をしました。後輩たちにも見守られながら発表。さすがに慣れていたので、あまり緊張しませんでした。有終の美とは全く言えませんでしたが、発表できて良かったです。来年は、後輩たちが発表してくれるといいなぁ。楽しみ。
卒業式がありました。博士課程の卒業生は、1人ずつ名前を呼ばれて壇上に上がります。卒業式の1週間ほど前、なんと人生初のギックリ腰をかましました・・・。予行練習の日の朝・・・。ジイさんみたいな体勢で練習をしました。当日はコルセットをしていたので無問題でした。腰の重要性と、年齢の衰え?を体感した月でした。
4月
毎朝、Youtubeで朝活配信を始める。
この謎のルーティンは、意外に、1日も休まずに今も続けられています笑。私は、案外継続力があるのだなぁと感じました。来年以降も続けていきたいと思います。
4月~8月
帝京科学大学にて非常勤講師をさせていただきました。「人と動物の関係学」「アニマルセラピー実習」の2つの科目を担当しました。
私のボスの知り合いの先生に打診をいただき、担当させていただきました。感謝してもしきれません。
特に「人と動物の関係学」科目のほうが、ガッツリ15コマをやらせていただけました。授業の準備から、実施、そして成績評価まで、一連の授業の過程を、まだまだひよっこの私が担当したのは、とても勉強になりました。日々の情報収集の大切さ(至らなさ)や、授業資料作成やプレゼンの難しさなどを身をもって体感しました・・・。
今後の研究者人生の大きな糧になりました。先生も、受講してくださった学生の皆様も、ありがとうございました。
5月
学振の申請書のしめきりがありました。
無事受かってればいいなと祈りながら提出しました・・・。
7月~9月
「ねこ検定」の記事の執筆依頼を受けました。
ねこ検定は、ねこにまつわる知識を身につけるための民間の資格です。私は2017年に、この検定を受講する側だったのですが、私が執筆する側になるとは夢にも思っていませんでした。たいへん嬉しかった。。
「神保町にゃんこ堂,2022,『ねこ検定 公式ガイドBOOK 中級・上級編 新版(ライブ・パブリッシング)』ライブ・パブリッシング.[ISBN: 9784910519067]」に掲載されているので、もし興味があれば御覧ください。また、2023年3月26日にねこ検定が実施されるので、ぜひご受講ください。
8月~12月(現在進行系)
知り合いの研究者様より、共同研究の依頼がありました。私自身、他の研究者さんの研究プロジェクトに参加させていただくのは初めてでした。(私の周りで大学院生が全くいなかったこともあり・・・)
隔週の話し合いから、実際に論文を複数人で作成していく過程など、大変興味深く、勉強になります。来年の頭には落ち着くのかなと思いますが、それまで少しでも力に慣れるよう頑張りたいです。
9月
学振の申請書の合否判定がありました。
残念ながら、不採用でした・・・。研究計画が甘かったですね。。。来年もう一度チャレンジしようと思います。
11月
新しい論文が出版されました。
無事に年内に出版されて良かったです・・・。一般家庭の猫ちゃんのオキシトシンを測った初めての論文です。日常的に飼い主が、撫でたり声を掛けたりする関係性を築いている猫は、オキシトシン濃度が高い可能性があることを示しました。
ぜひご興味があれば御覧ください。
総括
こう振り返ってみると、あんまり大きなことは出来ていないんだなぁ、、と反省しますね、、。特に、研究活動が、全然でした。
自分の研究者としての進路も結局定まらず、かなりふわふわした1年だったなぁと思います。まあ、そんな年も1年くらいあっても良いのかな、と、自分を慰めてみます。
2022年は、いい意味でも悪い意味でも、大変モラトリアムな期間を過ごしたんだなと感じます。こんなに長い月日で、ゆったりと過ごしたのは、今までの人生でも初めてかもしれません。
実家で祖母や母と過ごす時間がとても増えて、それはとても貴重な時間だったなとも思いました。特に祖母は最近かなり体が弱くなってきたのを感じます。介護のことなども色々と考えるようになりました。
来年も、おそらく今年と同じで、実家に住まわせてもらうことになりそうです・・。だからこそ、今だからこそ、これを貴重な期間だなと割り切って、家族の将来のことも色々と考えていかなかきゃなと思う日々でした。
2023年の抱負
来年、2023年は、2022年に構想をねった諸々の計画や夢を「具体的に実行に移す年」にしたいと思います。
調査・実験と論文執筆の活性化
ゆったりと日々を過ごしながらも、かなり今後の研究の方向性が固まってきました。学振がだめだったこともあり、自分の今後の研究の計画を、よく練れるようになったなと感じました。今年は、その計画を、具体的な実行に移すフェーズだなと思います。
沢山研究できるのが楽しみです。
また、論文化できるデータも複数あるので、それも早いとこ処理したいなと感じます。2023年は、そこもスッキリ出来たらなと思います。3本くらいを目標に頑張ります。
Youtubeの活性化
けっきょく2022年は、Youtubeでは、朝活配信しかできませんでした、、。2023年こそは、猫にまつわる研究を題材にしたコンテンツを上げていければなと思います。週1くらいのペースを目標に、無理しすぎず、頑張っていきます。
研究者としての就職先の獲得
上記2つを首尾よくこなして、来年こそは働き口を見つけたい・・・。学振や、大学の教員公募など、チャレンジしていこうと思います。
なんにせよ、2022年は良い年でした。2023年は、もっと面白い日々が送れるように祈っています。みなさま、良いお年を。