猫は子供の精神衛生上よくない?|猫を飼っている子供は精神健康上の問題を多く抱えている、かも

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
昨日の記事でお伝えした通り、猫の飼育が、その家庭の子供の精神的疾患と関わりがある可能性が研究で明らかになっています。
 
かなり気になったので、元の文献をたどってみました。
 
全文が見れないので考察部分が読めないのは残念ですが、その研究の要約部分と、そしてその研究の内容について記述してある他の文献も合わせて紹介します。
 
 

■文献情報

〇題目

Household Cats and Children’s Mental Health (研究の原著論文)
② The Effects Pet Dogs and Cats Have On Children
 

〇著者

① Moira R. Riley, Bonita Gibb & Anne Gadomski
② Belkees Salem Alowami 学生?  (指導教員 Asma Alfarsey)
 

〇雑誌

① 2018, Volume 6, No. 2Human-Animal Interaction >HAI Bulletin Articles
 
② 2017 Libyan International Medical University Faculty of Basic Medical Science

■研究概要

〇背景

 
猫は犬と並んで、代表的なコンパニオンアニマルである。
 
成人の健康にポジティブな影響を及ぼすことは信じられている。
しかしながら、子供の発達に及ぼす影響に関しては、ポジティブな物とネガティブな物の両方が考えられている。
 
 

〇被験者情報

 
研究の参加者は、643名の子供たち。
年齢が4~10歳の小学生
猫を飼っていたる子供は180人で、飼っていない子供は463人であった。
 
 

〇評価方法

 
両親から「子どもたちの精神疾患」等を評価してもらう。
その他にも、その両親の「抑うつ程度」なども聞き取り調査し、結果の解析に用いた。
 
 

〇メインで得られた結果

 
猫を飼育している家庭の子供は、「精神的健康上の問題」の発生リスクが3倍であった。
とくに「注意能力の問題」を多く持つ傾向にあった。
 
そしてこの結果は、「子どもの年齢」「貧困度合い」「両親の抑うつ状態」等の条件を考慮に入れて解析しているため、これらの要因は関係ないことが示された。
 
 

〇筆者の意見・主張

 
この「猫」と「精神的健康への悪影響」関係性における因果関係はまだ分からないため、今後はより詳細な研究が望まれる。
 
 
 

■感想と転用

〇 大規模な調査

 
643名の子ども、という人数が多いと捉えるか、少ないと捉えるかは人それぞれですが、私は多いと感じました。
子どもの、さらにはその後両親に調査をと考えると、色々考慮すべき事項や、実験実施までに踏むべきステップが沢山あり、大変だっただろうと思います。
しかも、著者3人しかおらんし、、。
 
この人数で解析した結果が、「統計の端 (偶然だった)」であると考えるのは、ちょっと違和感ありますね。。

〇 他の要因を考慮してもこの結果ということは、、

 
「貧困」や、「両親の精神的状態」を考慮に入れても「猫のネガティブ結果」が見られたというのは驚きです。
この研究をみると、明らかに「猫の飼育」は「小学生くらいの年齢の子供」にネガティブな影響を及ぼす因子なのでは、、と捉えられます。
 
もちろん追加で調査をする必要はありますが。
 
 
 
実は、この文献を調べる中で、似たように「猫のネガティブ効果」が見られたという最新の研究を見つけました。
それも、なんと日本で行われた研究です。
 
猫のネガティブデータは、調べていてかなり気の重いのものなのですが、、笑
 
その結果をどのように考察しているか気になるので、明日はその文献を紹介したいと思います。
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。