トイレの猫砂は6日間かけて移行しよう!|植物性猫砂への移行時の行動変化観察

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猫ちゃんのトイレには、どんな砂を使っていますか?鉱物性ですか?植物性ですか?
 
猫ちゃんの性格は多様であり、もしかしたら、今とは異なる砂のほうが好きかもしれません。
 
ただ、トイレの砂をいきなり変えることで、猫ちゃんのストレスにつながる危険性もあります。
 
今日紹介する論文では、「猫のトイレ砂を変える際は6日間かけてゆっくり変えよう」と提言しています。


もくじ

文献の情報

The Behavioural Impact on Cats during a Transition from a Clay-Based Litter to a Plant-Based Litter
粘土由来のトイレから植物性由来のトイレに移行する間に猫に生じる行動学的影響

Frayne, J., Edwards, M., Templeman, J. R., Croney, C. C., MacDonald-Murray, S., Flickinger, E., … & Shoveller, A. K. (2022). The Behavioural Impact on Cats during a Transition from a Clay-Based Litter to a Plant-Based Litter. Animals, 12(8), 946.

背景・目的

猫のトイレ砂を新しいものに移行する際、いきなりすべての砂を変えるのではなく、「6日間かけて」ゆっくり移行していくことが推奨されています。
しかし、この根拠は薄く、事例研究でしかエビデンスがありません。
 
したがって、「実際に6日間かけることは必要なの?」を調査していきます。

材料と方法

調査対象

16匹の猫

調査計画・流れ

記述式の観察研究。
 
粘土製の猫砂から、植物性の猫砂に変えていった時の、「猫の行動の変化」を観察する。
 
観察は2つの期間に分かれる。
 
1期目は「6日間の移行期間」。2日間ごとに25%ずつ植物性の砂の割合を増やしていき、最終的に100%砂にする。
 
2期目は「砂変更後の8日間の観察」。
 
この2つの期間で、猫の行動が変わってしまうか、変わらないかを観察。

評価内容

排便、排尿、砂を掘る、においを嗅ぐ、などの行動を観察。

結果

排便、排尿、砂を掘る、行動に変化は見られなかった。
 
においを嗅ぐ行動のみ、砂を変えたことで増加した。
 
行動に大きな変化がなかったことから、新しい砂に変更する際は、6日間かけて行うべきであることが分かりました。
 

文献に対する感想・内容の転用 (抽象化)

次の課題は?

個体数が少ないので、もう少し調査が必要なのかな、、と感じた。
 
トイレ自体のビデオ設置で観察がいけそうなので、一般家庭の飼い主を対象にした実験も可能ではないかと感じる。砂の割合を変えるだけなので、飼い主の負担も小さいし。

どんなことが言える?

気質にもよりますが、猫ちゃんは神経質な子も多いです。特に環境変化は大きなストレスになるので、「たかが猫砂」と思わず、ゆっくり時間をかけて、猫ちゃんの様子を見ながら変更していくことが望まれるようです。
 

 
いかがだったでしょうか?
植物性の猫砂は、環境にも優しいし、猫や犬が誤飲したときの腸閉塞のリスクも低くなるそうです。
 
猫砂を変える際には、6日以上をかけて、徐々に移行していきましょう。
 

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